幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係〜
放課後。
宗介と美風が委員会で出かけてしまったので、恋は1人でゆっくり帰り支度をしていた。
鞄にメモ帳を入れ教材を入れる。
筆箱を入れた所で、恋はやっと視線に気付いた。
廊下から、黃崎うららがこっちを見ている。
朝新聞部に言われた事を思い出して恋はひやりとした。
うららは教室に入ってこなかった。
恋が支度を終えて教室から出るのを廊下側のドアの横で待っていたのだ。
しばらくして帰り支度を終えて教室から出てきた恋に、うららは小声で声を掛けた。
「ちょっといい?」