29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡

「またそうやって男から逃げようとしてたの?」

地下に入り、車内は暗がりに包まれた。道路内に設置されたライトから照射される光だけが、頼りとなった。

「派手な政治家とか芸能人のスキャンダルを請け負いたい、って考えの人と距離ができてしまったらしい。確かにその手の案件の方が金になるから、やりたいのはわかるけどね。俺はそういうの願い下げだけど」

「そうなんですね」

「だって政治家にしても芸能人にしても、自分で蒔いた種の尻拭いをこっちにさせようって魂胆でしょ。ふざけんなって感じじゃん。もちろん全部がそうじゃないのはわかってるけど」

この先の流れが停滞している旨を、カーナビの音声が告げていた。

「田森所長のいた事務所の所長は、余程不可能でない限り、来た案件は基本断らないって方針だったらしい。それを田森所長は継承してるよね。だから、うちの事務所って小さな案件がたくさん入ってきてて、特に多いのがこの前レイナが対応してた大宮の案件みたいなのだね」

「障害がある方のご両親からのご依頼ですよね?」
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