29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡

「ご両親をけなすつもりはないけど、それはひどいな...」

「ありがとうございます。かなりイヤでした。まだ性知識のない思春期の女の子にとって、お父さん不明の赤ちゃん宿したお姉ちゃんがいるって、衝撃的です。しかも中学受験を間近に控えてた頃に、ですよ。ちなみに中学受験は姉が公立中学で素行不良になったから、したんですけどね。妊娠のことがあって、両親は私立女子校っていう限定をつけたんで、できの悪い私は受験できる学校が限られて、大変でした」

「そういう親だと、大学選びもケチつけてきたんじゃないの?」

「お察しの通りです。女子大しか受けるなって、うるさかったです。無理矢理頼み込んで、どうにか神楽坂を受けましたが」

「大変な環境だな...」

立派な家庭に育った藤川に、レイナの家庭の恥部がどこまで許容できるのかは未知数だ。横顔からは推し量れなかった。

「それでも、大学からロースクールに行ったぐらいまでは、まだ両親にとって内心では私は優秀な娘、っていう解釈だったようです。でも、一度目の司法試験が不合格だったことで、一転するんです」
< 143 / 254 >

この作品をシェア

pagetop