29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「はい、もちろんです」

ずっと前に大変な時代があった、ということは、関東女子大学時代に教授がたまにこぼしていたから、レイナも知っている。

「でも、あの、お言葉ですけど、まだ私は結婚とか、そんなところまで頭回ってないですよ」

「へえ。じゃあ、レイナはいつ考えるの?」

少しいつもと違う藤川の声色に、レイナは驚き、藤川の顔を見た。

「レイナ、自分で言ってたでしょ?三ヶ月付き合って、どうするか決めるって。それってあと一ヶ月だよ。しかも来週からその期限までは会えないからね」

そうだ。確かにその通りだ。

「レイナは人生において、恋愛の優先順位が低いでしょう?優秀だし、気が強いから、仕方ないけど」

それも仰せの通りだ。

あの初めてのキスがあって心が乱れた日、落ち着いてから家に帰ってネットを見たところ、桐乃ヒロトが退団を発表していた。そこからはそのニュースがショックで、レイナはほぼ一睡もできなかった。当然、キスの衝撃も相まってはいたのだが。
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