29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
そうなのだろうか。レイナには息子は妻が美人だからそう口にしているようには思えない。むしろ、田森の息子の寛容さと、度量の大きさ、及び底知れぬ優しさから来ているのではなかろうか。
「奥さんにしても、別に離婚したいわけじゃないし、家事や子育てはちゃんとやってたし、仕事探しで相当苦労したから働きたい願望もそうなかったみたい。ただなんとなく発作的に、自分がこの世に必要ない、という衝動に駆られちゃうらしいんですって」
紙一重だとレイナは思ってしまう。レイナはたまたま、姉の件が家庭に降りかかり、それをきっかけとして法曹の世界という進むべき道を見つけられ、幸運にも試験に通り、現在の地位を得られた。
だが、そうでなかったら、どうしていたのだろうか。レイナは協調性や社交性がそうある方だとは思っていない。おだて上手でもなければ、ごま擦り上手でもない。民間企業の、あの独特のノリは、はっきり言って、ついていけない。酒席が苦手だし、演芸を見ていてもしらけてしまう。しかも大学時代までは人見知りでもあったから、そもそも、あの過酷な就職活動戦線を勝ち抜けたのだろうか。
「奥さんにしても、別に離婚したいわけじゃないし、家事や子育てはちゃんとやってたし、仕事探しで相当苦労したから働きたい願望もそうなかったみたい。ただなんとなく発作的に、自分がこの世に必要ない、という衝動に駆られちゃうらしいんですって」
紙一重だとレイナは思ってしまう。レイナはたまたま、姉の件が家庭に降りかかり、それをきっかけとして法曹の世界という進むべき道を見つけられ、幸運にも試験に通り、現在の地位を得られた。
だが、そうでなかったら、どうしていたのだろうか。レイナは協調性や社交性がそうある方だとは思っていない。おだて上手でもなければ、ごま擦り上手でもない。民間企業の、あの独特のノリは、はっきり言って、ついていけない。酒席が苦手だし、演芸を見ていてもしらけてしまう。しかも大学時代までは人見知りでもあったから、そもそも、あの過酷な就職活動戦線を勝ち抜けたのだろうか。