29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
もしもセレナが勉強はできずとも普通に中学に通い、妊娠をすることなく高校を卒業したとしたら、レイナの人生も大きく異なっていたであろう。私立中学を受験することもなく、公立中学に通い、勉強に力を入れることもなく、特に将来の目標も定まらぬまま、なんとなく高校を卒業し、フリーターになっていた可能性だってある。だとすると、妊娠をしてポイ捨てされていたのは、レイナであったかもしれないのだ。

つまり、セレナとレイナは、互いに表裏一体、偶然の折り重なりにより、二人の明暗が分かれたと言っても過言ではないのだ。

無愛想に仰ぎ見るレイナに対し、セレナは一貫して笑顔だ。

「今度、是非、紹介して欲しいな、レイナの彼氏さん」

「会ってどうすんの?会話が噛み合わず、困って恥かくのはアンタでしょ?馬鹿も休み休み言ってよね」

不覚にも口を滑らせてしまったことにレイナは腹が立ち、その腹いせにセレナに当たってしまった。
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