29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
田森はなぜ華恵を気に入っているのか、藤川には理解ができない。考えられるのは一つである。前任の中年女性は田森が以前所属していた新宿の事務所時代からついてきた事務員であり、ベテランで仕事の腕も高かったことから、おそらくそれなりに高い給与を支払っていたのだろう。息子と二人で事務所を回すには、それでも支払う価値があった。しかし、事態は変わり、藤川とさらにもう一人分の弁護士の給与を支払わなくてはならなくなった。
事務員に割く人件費は抑えたかったに違いない。ちょうど渡りに舟で、ベテラン事務員の退職話が持ち上がった。おそらく華恵は、前任者に比べて、何倍も低い給与しか貰えていないのだろう。裕福な家庭で実家暮らしをする華恵は、それでも問題はない。
田森の妻が年齢を重ねるにつれ、体調を崩しやすくなっているのもあり、華恵はその分の雑用もカバーしている。あとは電話番と給与計算、請求書の作成などといった雑多な事務ぐらいしかこなしていない。その分、藤川とレイナの負担は増しているが。しかも、英語が必要な案件など、この規模の事務所に舞い込んでくるはずもない。それでも華恵を雇用しているのは、それだけコストカットに貢献しているから、としか考えようがなかった。
華恵は悪知恵だけは働き、田森の前では決して酒に飲まれるような真似はしない。だから、藤川以外は華恵の二面性を知らない。明るく気さくな可愛らしい若い女性、としか皆の目には映っていないのだろう。
事務員に割く人件費は抑えたかったに違いない。ちょうど渡りに舟で、ベテラン事務員の退職話が持ち上がった。おそらく華恵は、前任者に比べて、何倍も低い給与しか貰えていないのだろう。裕福な家庭で実家暮らしをする華恵は、それでも問題はない。
田森の妻が年齢を重ねるにつれ、体調を崩しやすくなっているのもあり、華恵はその分の雑用もカバーしている。あとは電話番と給与計算、請求書の作成などといった雑多な事務ぐらいしかこなしていない。その分、藤川とレイナの負担は増しているが。しかも、英語が必要な案件など、この規模の事務所に舞い込んでくるはずもない。それでも華恵を雇用しているのは、それだけコストカットに貢献しているから、としか考えようがなかった。
華恵は悪知恵だけは働き、田森の前では決して酒に飲まれるような真似はしない。だから、藤川以外は華恵の二面性を知らない。明るく気さくな可愛らしい若い女性、としか皆の目には映っていないのだろう。