29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
新宿駅南口の改札で待ち合わせをした。そんなに私服を持ち合わせていなくて、しかもこういうシチュエーションの経験がないレイナは着ていく物にも悩んだ。この前のようなワンピースというのもTPO的に違うのか、と思い、少しラフな物を選んだ。白と黒のチェックのロングチュニックに、白いレギンスパンツを合わせた。学生時代からの夏の定番となっている服装である。

対する藤川は、この前と変わらずジーンズとTシャツにスニーカーで現れた。デジャヴのようであり、先日のあれが蘇りそうになり、レイナは眩暈を起こしかけたが、必死に耐えた。

休日ということもあり、暑いさなかではあるが、来館者はそれなりにいた。テーマがテーマだけあり、写真映え目当ての女性客が目立つ。

「女の子ばっかじゃん。それこそ武藤さん誘わなくてよかったの?」

「そうですね。そうすれば良かったですかね...」

正直、今は華恵とプライベートの話をするのが怖かった。藤川の話題が出るのはわかりきっているからだ。
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