29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「レイナがどんな人生を送ってきたかはわからないけど、なんだか大変そうな事情を抱えているのだろう、とは思う。別に今は聞かないけど、一人で抱えきれなくなったらいつでも聞くから、頼ってね」

「気を遣わせてしまって、すいません」

「謝んないの」

藤川はレイナの頬を軽くつまんだ。そのまま二人で目を合わせて笑ってしまった。

百貨店で買い物があったため、これでお開きにしようとレイナは告げたが、藤川はもう少し一緒にいたいと言ってきた。化粧品を見るから退屈させてしまうかも、とも付け足したが、それでも構わないから、とついてきた。

二人で肩を並べて、新宿の雑踏を歩く。もうすっかり慣れてしまったから、恥ずかしくはない。

でも今度は別な第六感が働いてしまう。それはさっき、転倒しかけた時に腰に手を触れられて、直感した。

私はこの人とおそらく深い仲になるのだろう、と。

いけない。そんなことを想像しては。

レイナは自分を律した。
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