29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「えっ、もう三人もいるの?」

「はい。姉が五歳上でして、早くに結婚したんです。でもまだみんな小さいですよ」

まさか一番上は十七歳だとは言えなかった。

「お姉さんは一人だけ?」

「はい。他にきょうだいはいません」

「ということはレイナはお父さん以外ほとんど男に関わらず生きてきたってことか?」

「他に長期で関わってたのは、学校の先生とバイト先の病院の院長、あと田森所長がいますけど」

「バイト先の医者は何歳ぐらいだったの?」

「田森所長より少し若いぐらいか、と。あっ、雰囲気もなんか似てます」

「そうか...」

何かを考えるように藤川は少し遠い目をした。

こんなことを聞いてどうするのだろう、とレイナは思った。ただいかに奥手なレイナでも、自分の年齢で男性経験のないことは周囲に言えたものじゃない、ということぐらい知っている。

すでに藤川は感づいているのだろうか。

今の探りでばれただろうか。

嫌われてしまうのだろうか...。

そう思うと、なんだか寂しい気がする。

なんでだろう...。
< 50 / 112 >

この作品をシェア

pagetop