29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「もうっ、先輩、いっつもカッコイイって言う人、女の人ですよね?」
「そうだね。桐乃さんもそうだしね」
聞き耳を立てているだろう藤川に向けて、わざとレイナは元気よく話した。
「もうっ、つまんないな。早く先輩から恋バナ聞きたーい。ねえ、藤川さん」
華恵は藤川の腕を取り、肩に寄り掛かった。
「藤川さんはどう思います?先輩はどんな人がお似合いだと思いますか?」
「ハナちゃん、もう酔ったの?」
話をそらそうとレイナは試みた。
「ビール一杯ぐらいで私は酔いませんよ。至って正気です。ねえ、どうですか?藤川さん」
手にしていた緑茶の水滴がみるみるうちに温水に変わっていくのをレイナは感じた。生きた心地が、しない。
「さあな」
それだけ言うと藤川は華恵の腕をほどき、元の位置に戻した。
「ハナちゃん、せっかく買ってきていただいてるし、デザート、食べない?」
藤川の態度に不平を垂れている華恵の気持ちを切り替えるさせるために、レイナはデザートの入っているビニール袋を指し示した。それを見て華恵の表情がパッと明るくなった。