29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
中には抹茶、マンゴー、チョコレートと三種のパフェが入っていた。華恵がマンゴーを、田森の妻がチョコレートを、それぞれ希望したため、必然的にレイナは抹茶となった。いただきます、と藤川に断ってから、レイナと華恵は食べ始めた。

甘い。でも苦い。これが今の自分の心情か、とレイナは毒づいた。

対して華恵は甘いけれども酸っぱいということなのか...。

酒を飲まないレイナは他のつまみも口にしないため、デザートを食べると手持ち無沙汰になった。なんとなくこの並びで座っているのが気まずくなり、まだ花火の開始時間まで間があるようだったので、階下のお手洗いへと立った。暑さでメイク崩れが気になったからでもある。用を足して鏡で髪と肌を手直しし、脇と胸元の汗を涼感加工された使い捨てシートで拭いて、首元に愛用している柑橘系の制汗剤を吹きかけた。

つい少し前まではこんなに匂いに気を遣っていなかった。それだけではない。ここ最近はネイルが少し剥げると妙にナーバスになってしまう。特につま先を出す今日は、入念にペディキュアを施してしまった。
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