29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
それに従うと、自分たちも岐路に差し掛かっているのだろう。
いい歳をしてみっともないかもしれないが、レイナはまだ決心がついていない。今、求められたら、どうするのか。
あの七夕の夜、三ヶ月の猶予をもらったが、半分近くが過ぎている。残りの時間で答えを出せるのか。
わからない。すべてが、わからなかった。
とりあえずは目の前の予定を片付けながら、考えるしかないか、という結論に毎回帰着してしまう。
この日は、白地にブルーの小花がプリントされたオフショルダーのマキシワンピースに、この前と同じカゴバッグを合わせた。酷暑のため、髪はアップにし、プラスチック製の髪留めで纏めた。
「久しぶりのワンピースだね。かわいいよ」
人出が多いため、居場所を知らせようとスマホを手に取ったちょうどその時に、藤川はやってきた。
「よく見つけられましたね」
「レイナの美貌が際立ってるから、すぐにわかるの」
「お世辞ありがとうございます」
「減らず口だね。素直になりなさい」