29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
あの花火の日、足を滑らせてしまった際に身体を支えられた時、レイナは胸が疼いた。さらに電流のようなものが全身に流れたとともに、ある予感が脳に閃いた。

私はこの人と結婚する...?

瞬時に、いやいやないない、何を馬鹿な、と打ち消した。

西口にある店舗に向かって、地上に出るための階段を上る。

今日も藤川はいつものように、ジーンズにTシャツ、スニーカーと飾り気がない。この人はそれしか私服の持ち合わせがないのかもしれない。それとも、男の人はこんなものなのだろうか。

池袋は若者が多い。特に最近は女性向けのカフェやキャラクターショップの激戦区となっており、女子高生や女子大生の姿も数多く見かける。

この街でレイナはこれまで気づかなかった事象を目にしてしまった。

すれ違う女の子がみな一様に、藤川を見て目の色を変えたり、振り返ったり、という行為に及んでいる、ということだ。中には叫び声を上げ、「超イケメン。やばくない?」と露骨に口に出している猛者までいた。
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