29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「そうかもな」

華恵はなんてことを聞くのか。また藤川はなんでそこを否定しないのか。いろいろ苦情はある。しかし、自分にはその資格がない、とレイナは思う。

「よーくお似合いのカップルだと思いますよ。ひょっとしてあのプールもお二人で行ったんですか?」

「そうだよ」

「へぇ、なんかいやらしい。マジでありえないんだけど」

手を叩きながら、華恵は笑った。その目には軽蔑の色が灯っていた。

「ってか、先輩は私の気持ち知ってて平気で付き合ってたんですか?いっつも私の話、どんな心中で聞いてたんですか?」

「俺が告った。レイナは悪くない。武藤さんに気遣かって、最初はためらってた。内緒にしたのも、武藤さんを傷つけたくなかったからだ」

「藤川さんに聞いてないです。先輩に答えて欲しいです。それと、先輩のことレイナとか呼んでるの、カンに障るんで、止めてもらっていいですか?」

「わかった」

藤川はレイナの背中を優しく一押しした。俯いていたレイナは華恵をきちんと見た。
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