私の人生を変えてくれた人 番外編2

「…………なに寂しそうな顔してんの
 スマホにデータ残してて欲しい?」

「別にそんなんじゃ………」

「別に残しておいてもいーよ
 アイツがどうするか分からないけど」

「…………消して良いです
 前の先生を困らせるつもりないので…………今の先生のことも」

「別に俺は何も困らねーよ」

「バレたら大変でしょ」

「バレねぇよ
 俺は隠すの上手いし」

「………そうですか」

「……残しとくよ
 アイツ次第だけど
 多少、困らせてもいいだろ
 なんなら自慢したいし」

「自慢って………」

「だってアイツより先にツーショット撮ったんだぞ
 普通に自慢できるだろ」

「………さぁね」

「……………お前から見たアイツって、どんな奴?」

「先生は…………バカな人です
 生徒に………私なんかに手を出して
 困らせてばっかの存在なのに」

「アイツはそんなこと思ってないと思うけど」

「………困らせてばっかですよ
 先生には………嫌いとかやだとか………死にたいってずっと言ってます
 それでも見捨てないでくれて………優しい人です」

「…………死にたいって思うようになったのいつから?」

「直球ですね」

「遠回しに聞くべきだった?」

「別に………先生はいつも直球で聞きますから」

「なんだ、一緒じゃん」

「…………小6の頃、全てが嫌になりました
 なんであの時すぐに死のうとしなかったのかは分かりませんが…………死んでれば良かったです」

「……俺はお前に会えて嬉しいけど」

「…………少なくとも、今の私を繋ぎ止めてるのは先生です
 なのに勝手にいなくなった……………」

「悪い………俺が奪ってるんだよな……-…」

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