私の人生を変えてくれた人 番外編2

〜下山先生目線〜

「追いかけなくていいんですか?」

岩本が立ち去った後、関口先生に話しかけられた

「…………岩本はそれを望んでないですよ」

「どうでしょうねー?
 追いかけたら喜ぶと思うけどな〜」

「……俺は岩本に拒まれました
 そういうことなんですよ
 俺は前の俺とは違う」

「………前の下山先生なら、絶対今追いかけてますよ
 私が見てても、岩本に対する想いを発してました
 誰が何と言おうと、岩本だけには………ずっとまっすぐに向き合っていました」

「………………」

「別に、以前と今を比べる必要はないも思いますよ
 岩本も、今の下山先生と向き合ってるんですから
 岩本自身が本当に拒んでいるなら、口すら聞いてもらえませんよ」

「それは俺の中に前の俺がいるからで…………前の俺がいなかったら…………」

「……岩本は、そんなこと考えてませんよ
 多分岩本は……今の下山先生でも良いと思ってますよ
 前の下山先生に戻らなくても……それでも良いと思ってるはずです」

< 69 / 73 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop