私の人生を変えてくれた人 番外編2

「それはないですよ、絶対に」

「………この際なので言わせてもらいますけど
 今の下山先生は、岩本のことどう思ってるんですか?
 もし、好きであるなら………今すぐ岩本を追いかけてください」

「…………好きじゃなかったら?」

「………………早く前の下山先生に戻ってください
 岩本はもう………限界ですから」

「…………………」

「……早く行ってください
 答えは決まってますよね?」

「けど俺は………」

「早く行かないと手遅れになりますよ
 ………最後に先生に向けた笑顔………どこか振り切ったような感じでしたから
 それが良い意味で振り切れたなら良いんですけど……」

「っ…!
 そういえばアイツ………最後にバイバイって………
 今までそんな別れ方してない………
 行かないとっ………!」


気づけば俺は走り出していた


ただ、既に岩本は学校を出た後だった



外は雨が降り始めている


追いかけるべきか………けど、行ったら俺の立場は………


下手したら………コイツの職を………



‘行け……’


え?


‘良いから行け’


お前は………

‘アイツだけは守れ
死なせたら許さない’


…………どうなっても知らないからな




俺は校舎を飛び出した



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