クリームソーダ漂流記
漂流1日目 クリームソーダ漂流記とは
夏。(今は冬ですが)
梅雨入りで晴れ間が見えなくても、夏は夏。
学校ではプールの準備が進められ、海では来たるべき海開きに備え、海岸の清掃が行われている。
夏休みが近づけば、もはや過去の事になっていたとしても、なんとなーくソワソワする、そんな季節。
ヒャッハー!って遊んでた頃が懐かしい。
そんな季節に合わせて、当然ながらコンビニやスーパーに並ぶ商品も変更される。
そして「待ってました!」とばかりに勢力を拡大するヤツ。
それが「クリームソーダ」。
一度気になると、つい目で追ってしまう罪作りなヤツ。
それこそが「クリームソーダ」。
昨年度からこの1年間、「理想のクリームソーダ」を求めたがために、私はコヤツに振り回されっぱなしになったのです。
大部分は自分のせいではありますが、1年間も振り回されると文句の一つも言いたくなるのだ。
そんな私のクリームソーダの「理想形」は、基本レトロスタイル。
その条件は以下の通り。
一、ソーダはメロンソーダとする。
一、氷菓はバニラアイスでなくてはならぬ。
一、チェリーはそのてっぺんに鎮座しなくてはならぬ。
この三点が大原則。
付則として
一、チェリーは缶詰チェリーに限る。高級なチェリーなど認めぬ。
一、アイスはソーダに浸っておくべし。「波打ち際シャリシャリ」は必須。
一、カトラリーはストロー一体型は認めぬ。それはかき氷用だ。
一、グラスはつるんとスッキリと。クツやらジョッキは外道。
とまあ、こんな感じ。
そんな難しい条件ではなかったはず。
なのにまあ、行く先行く先、条件と合わぬクリームソーダばっかり出てくるのだ。
他にも色々と行く手を塞がれて……!
そんな苦難の日々をつづった「クリームソーダ漂流記」。
お時間があればご覧ください。読んでも人生の足しには何一つなりませんけどね。