不仲の同期が、私の婚活を邪魔しにきた件について!
確かに、いい加減構うのをやめて欲しい気持ちはある。
でも、話すようなことではないし、服装の件であんなバッサリと私の心を痛めつけ奴だ。
〝構う〟〝構わない〟問題以前に、バカにされそうな気がしてならない。
新にとっての私は、可愛らしい衣装を着た姿を想像したくもないような相手なのだから。
【みすずは本っ当〜になんの可能性も考えてないのね……なんだか同期くんが可哀想になってきちゃった】
「? 何言ってるの?」
可哀想って、意味がわからない。
【いーから、反撃するつもりで言ってみようよ~! 私はそのイケメン同期、面白い反応してくれそうな気がするけどなぁ〜】
美希は楽しそうにしているが、私はどんどんげんなりしてくる。
「はぁ……言うわけないでしょう、じゃあそろそろ寝るから電話切るよ? おやすみ」
【はいはい~、週末よろしくね! 相手はうちの鶴岡っていう課長なんだけど、ちょっと抜けてるけど顔は良いしお人好しだから! 次の恋愛にでもどうぞ~!】