どっちがヒロイン⁈〜ヒロイン力が高いのは不良でした〜(1話だけ大賞応募作品)

派閥

ー次の日

ちっ。いつも以上に視線が集まる。

やっぱり噂が広まるのを止めるのは難しかったか。

昨日のことは一夜にして学園中に広まった

総長が突き落とされかけた。

たったそれだけのことなのにここでは軽くない。

絶対的な強さがあるからこそこの上下関係が成り立っている。

少しでも隙を見せると序列は一瞬にして変わる。

だから圧倒的強さが必要だったのだ。

『落ちかけたのを九条が助けたらしい』

『え!"あの"九条が!?』

『あの2人ってデキてるらしい』

くだらん。

そんなことでは揺らがない。

ただでさえ今危ないのだ。

そんな事を気にしていたらやってられん

校舎に入った途端複数の生徒が壁にもたれかかっていた

ー総長派

私が通ると一斉に整列した

「「「おはようございます!!総長!!」」」

「…ああ」

 挨拶の声は大きい。

 わざとらしいくらいに。

 周囲に聞かせるための忠誠。

 見せつけるための礼儀。

 私は歩きながら、内心で舌打ちした。

 派閥っていうのは、こういう時に動く。

 総長が揺らいだと思われた瞬間、味方は忠誠を誇示し、敵は牙を研ぐ。

 鳳岳園では、それが普通だ。

 ――だから私は、総長をやっている。

角を曲がった瞬間、空気が変わった

…九条派

副総長の九条朔を中心とした派閥だ

特に目立ったことはしていないがこいつらは目が違う

九条を絶対とした忠誠心の強い奴らだ

中学の時九条が1人でいるとき襲った奴らは九条の下の奴らに捕まってから誰も見ていないほどにな

なんでお前が総長なんだと言わんばかりの視線が大量に突き刺さる

「…九条、なんの真似だ。下っ端の躾もできないのかお前は」



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