クリスマスに3つの奇跡を〜サンタはみんなの所にやって来る〜
「まだこの前の事なのに忘れるわけ無いじゃん…別に黒歴史とか思ってないし…」


 
店員の男の子が少し照れたようにそう言ったから、私まで恥ずかしくなってしまった…



「取り敢えず、名前教えて…あと年とか…?」



男の子はやっぱり照れている…



そうだよな…



私達は居酒屋で出逢ったという以外、お互いのことを何も知らないのだ…



「私は、日向優奈《ひむかいゆうな》。年は27歳。一応小さなデザイン事務所でデザイナーやってます。君は⁇」



「俺は小森海斗《こもりかいと》。年は22歳。まだ大学生だけど、一応春から建築事務所で設計士として働く予定です」



取り敢えずよろしく‼︎



私達は笑顔で自己紹介をした…



「もう少しで24時⁈日付変わってクリスマスになっちゃうよ⁉︎」



今日はクリスマスイブだ…



5…4…3…2…1…



海斗と私は魔法みたいに二人でカウントダウンする…



『Merry Xmas』



そう言うと私達は笑ってキスをした…





これもサンタさんのおかげかな⁇



⭐︎サンタさんが私に聖夜の奇跡をくれた⭐︎




〜サンタさんなんかいない〜(完)




Happy End


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