一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
「岡田さん、桑崎さん、お世話になりました」
三宅くんが丁寧にお辞儀をする。
相変わらずの良い香りが、鼻先をくすぐった。
岡田も顔を上げて、三宅くんを見つめている。
握手を求められた私は、それに応えた。
「コンテスト、いい結果出たらいいですね」
「はい。自信はわりと有ります」
言いながら、はにかんだ笑顔を浮かべる。
三宅くんは、本当に綺麗な男性だ。
断った事を、後悔してしまいそうなほど。
そして、「あの」と、ちょっと言いづらそうに私にメモを渡した。
「……なんですか?」
「蛯原さんにも渡したんですけど。俺の連絡先。お二人の写真も撮らせて頂いたので、気が向いたら連絡ください。そしたら現物でもデータでもお送りします」
蛯原さんが嬉しそうにしていたのはこれだったのか。
「分かりました。必ず連絡します」
私がそう答えると、三宅くんは、岡田に、
「送り狼にならないでくださいね」
と、あり得ない事を言って降りていった。
三宅くんが丁寧にお辞儀をする。
相変わらずの良い香りが、鼻先をくすぐった。
岡田も顔を上げて、三宅くんを見つめている。
握手を求められた私は、それに応えた。
「コンテスト、いい結果出たらいいですね」
「はい。自信はわりと有ります」
言いながら、はにかんだ笑顔を浮かべる。
三宅くんは、本当に綺麗な男性だ。
断った事を、後悔してしまいそうなほど。
そして、「あの」と、ちょっと言いづらそうに私にメモを渡した。
「……なんですか?」
「蛯原さんにも渡したんですけど。俺の連絡先。お二人の写真も撮らせて頂いたので、気が向いたら連絡ください。そしたら現物でもデータでもお送りします」
蛯原さんが嬉しそうにしていたのはこれだったのか。
「分かりました。必ず連絡します」
私がそう答えると、三宅くんは、岡田に、
「送り狼にならないでくださいね」
と、あり得ない事を言って降りていった。