バタフライ エフェクト
「紫、今って何を考えている?」
「録音テープのこと」
「やっぱり」
「あのテープの中で、打撃音が続いていた。きっとあの声の女の子が、誰かをこれで殴打したんだと思う」
「うん。その女の子は、林堂 香菜子……、だよね?」
「そうだと思う。少なくとも香菜子は凶器がコレだって知っている人物で、きっとこの場所に隠した本人」
「そしてきっと殴打された被害者は、元寄 照良だと思う」
あの録音テープの事件の時。
一体何があったんだろう?
「この林堂一家って、今はどうしているのか知っている?」
私の質問に、梨々愛は首を振って否定した。
その時、
「ほとんどの人が、他界したよ」
と、突然男性の声が聞こえた。
肩がビクッとなるくらいに驚いて振り返ると、
「パパ!」
と、梨々愛が言った。
(えっ!? お父さん!?)
四十代くらいの、スラッと背の高い男性で、目元が梨々愛と似ていた。
「は、初めまして。梨々愛さんと同じ中学の沢渡 紫です」
「録音テープのこと」
「やっぱり」
「あのテープの中で、打撃音が続いていた。きっとあの声の女の子が、誰かをこれで殴打したんだと思う」
「うん。その女の子は、林堂 香菜子……、だよね?」
「そうだと思う。少なくとも香菜子は凶器がコレだって知っている人物で、きっとこの場所に隠した本人」
「そしてきっと殴打された被害者は、元寄 照良だと思う」
あの録音テープの事件の時。
一体何があったんだろう?
「この林堂一家って、今はどうしているのか知っている?」
私の質問に、梨々愛は首を振って否定した。
その時、
「ほとんどの人が、他界したよ」
と、突然男性の声が聞こえた。
肩がビクッとなるくらいに驚いて振り返ると、
「パパ!」
と、梨々愛が言った。
(えっ!? お父さん!?)
四十代くらいの、スラッと背の高い男性で、目元が梨々愛と似ていた。
「は、初めまして。梨々愛さんと同じ中学の沢渡 紫です」