【中編】ベストフレンド
亜里沙…何処へ行ったんだ?
あの夜、俺の腕の中で悲しげに伏せられた瞳。
その頬を濡らした綺麗な涙。
あれは全部俺への告げられない想いだったのか?
『朝になったら忘れて』
あの言葉は俺を忘れる為だったのか?
亜里沙はずっと長い間俺を支えて陽歌への想いを応援してくれていた。
自分の気持ちを決して表に出さず…
ただ俺の幸せだけを願って…
何故気付かなかった?
いつだって亜里沙は俺を見つめていてくれたのに…
いつだって一番近い場所で俺の心を支えていたのに…
失ってから気付くなんて俺はなんてバカなんだ。