ハチャメチャ☆☆ゆうえんち男子

「俺はジェット。ジェットコースターの妖精。以上」

「それだけ?」と社長は不満そう。

「楽しい時は笑うしムカつくときは怒る。何を考えてるかわかりやすいってこいつらに言われる。あとは勝手に俺観察してくれればいいよ、こんどこそ以上」


 ジェットコースターのジェットくんと目が合った。

 八重歯を光らせ微笑んでくれた。

 うわぁ大人っぽい。

 悪者をばっさばっさ剣で倒す騎士みたい。

 言葉が乱暴だから、魔王様に見えなくもないけど。


「次はメガネのこいつ」


 ジェットくんのひじが、緑髪男子の横っ腹に刺さっている。


「暴力は反対ですと、何度もお伝えしていますよね」

「心と体のぶつかり合いが妖精の感情表現だろうが」

「まぁジェットからのどつきと怒鳴りは慣れっこですが」


 諦めたように手を広げている緑髪の男の子が、人差し指でメガネを上げた。

 僕を見てにっこりおっとり。

「お見苦しいところをさらしてしまい申しわけありません」と丁寧に頭をさげたから、僕もつられて頭をぺこり。

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