ハチャメチャ☆☆ゆうえんち男子
「おはようございます……」
僕はここにいますとアピールしたくて、声を震わせてみた。
「マイク、いたのか」と目を見開いた社長に「おつかれさまです」と苦笑いを返す。
「ごめんな、こいつら黙らせるのに必死で気づかなかった」
スーツが似合いすぎていてイケメンモデルにも見える若社長が、僕の前に来た。
聞きたいことは山ほどある。
でも一番気になるのは――
「あの……人間食というのは……」
「こいつらは人外なんだ」
えっ?
いま社長の口から、闇メルヘン仕様の言葉がこぼれたような。
「人間じゃないってことですか?」
ここにいる5人とも目も鼻も口もある。
手足だって長いし、どこからどう見ても人間にしか見えないけれど。
「5人全員が妖精なんだよ」
「よよよよっ、妖精?」
「ああ」
「社長、真顔で冗談を飛ばすのはやめてもらえませんか」
「びっくりさせてごめんなマイク、これマジな話」
「おとぎ話にでてくるあの妖精? 彼らが? いやいやそんなはずは……」