ヤンデレ腹黒な仮面作家は激重な執着溺愛を隠さない
嬉しくてなんども読み返し、感想欄も覗いた。高評価ばかりで、そうだよね、と何度も頷きながら読んだ。
彼とのつながりは切れてしまった。だけど、読者として彼の作品を追っていける。陰から応援していこう。それは今まで通り、彼と出会う前と同じで変わりがないのだから。
自然とこぼれる涙を拭い、耀理は求人サイトにアクセスした。
会社を辞めるなら次を探さなくてはいけない。悲しみにひたる暇なんてない。彼が描く主人公のように凛として生きていきたい。
そう思った直後、スマホが鳴った。
知らない番号で、出るのをためらううち、留守録に繋がった。
通話が切れると、おそるおそる留守録に繋げてそれを聞く。
『星森耀理さんの電話ですか? 月見猫千夜の担当編集の菊野弘道と言います。彼と連絡がつかなくて困っています。これを聞いたらご連絡ください』
その内容に青ざめた。
どうして彼と連絡がつかなくなっているのだろう。
すぐさまペットカメラにアクセスしようとして、パスコードが変えられていることを思い出した。
しばらく悩んだあと、結局、かかってきた番号に電話を返す。
コール音がしたのち、電話がつながる。
『はい、菊野です』
「お忙しいところを失礼します。星森と言いますが」
『星森さん! 良かった! いきなり申し訳ありませんが、千夜先生の居場所をご存じないですか? 先生からあなたと親しくしていると聞いてまして』
「すみません、知りません。連絡先も知らないんです」
素直に謝ると、編集はため息をついた。
彼とのつながりは切れてしまった。だけど、読者として彼の作品を追っていける。陰から応援していこう。それは今まで通り、彼と出会う前と同じで変わりがないのだから。
自然とこぼれる涙を拭い、耀理は求人サイトにアクセスした。
会社を辞めるなら次を探さなくてはいけない。悲しみにひたる暇なんてない。彼が描く主人公のように凛として生きていきたい。
そう思った直後、スマホが鳴った。
知らない番号で、出るのをためらううち、留守録に繋がった。
通話が切れると、おそるおそる留守録に繋げてそれを聞く。
『星森耀理さんの電話ですか? 月見猫千夜の担当編集の菊野弘道と言います。彼と連絡がつかなくて困っています。これを聞いたらご連絡ください』
その内容に青ざめた。
どうして彼と連絡がつかなくなっているのだろう。
すぐさまペットカメラにアクセスしようとして、パスコードが変えられていることを思い出した。
しばらく悩んだあと、結局、かかってきた番号に電話を返す。
コール音がしたのち、電話がつながる。
『はい、菊野です』
「お忙しいところを失礼します。星森と言いますが」
『星森さん! 良かった! いきなり申し訳ありませんが、千夜先生の居場所をご存じないですか? 先生からあなたと親しくしていると聞いてまして』
「すみません、知りません。連絡先も知らないんです」
素直に謝ると、編集はため息をついた。