black night -闇照らす姫巫女と黒王子-

過去の夢


視界に広がる炎と血の匂い。

玉座の間の中央でお父様とお母様が血を流して倒れている。

剣を持った男が、こちらに振り向き手を伸ばしてくる。


「お前の治癒魔法さえあれば…、アイツは…」


逃げたいのに恐怖で身体が動かない。


「やっ…、いやーーーーーー」


私の意識はここで途切れる。

最後に視界に映ったのは、黒髪の男の血走った眼と左腕にある傷跡だった。



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