腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「そうだよ。今日は美咲のことは忘れて、思いっきり楽しもう」

景気付けのために、誘ってくれたみたいだ。
好きなことをすれば、私が一旦、現実から目を背けられるから。
本当に良き友達を持ったなと思う。もっと大切にしたい。

「そうだね!美咲くんのことは忘れる!」

それから綾香と池袋で思いっきり満喫した。
気がついたら、あっという間に時間が過ぎていて。綾香と過ごす時間はとても楽しかった。

「それじゃ、またね」

「うん。またね」

いつもの三人で遊ぶのも悪くないが、同性の友達とだけ遊ぶのも楽しい。
たまには綾香と二人だけで遊びたいなと、密かに心の中で思った。
後で綾香にお礼のメッセージを送ろう。今度はちゃんと美咲くんと向き合えるになったから。立ち向かえるまで復活させてもらったことに感謝したい。

怒涛の週末を迎えたが、気がついたら忘れて、あっという間に時間が過ぎた。
美咲くんと早く話したい。自分の気持ちを伝えたいし、美咲くんとの関係性についてもゆっくり考えていきたい。

不意にスマホを見た。美咲くんから返事が返ってきた。
私は慌てて彼の返事を見た。彼からの返事の内容は…。

《美咲:急ですが、来週末はどうですか?》

逃げた私が、あれこれ言えない。それに予定もない。
早く会いたかったので、即返事を返した。

《茜:空いてるので、よろしくお願いします》
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