腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
他の壁サークルさんもそれなりにすごいが、このサークルさんだけ圧倒的にオーラが違う。
売り子さんの人数もそうだが、列に並んでいる買い手側の人数もすごい…。

「俺ら結構後ろの方だけどさ、俺らより後ろの人もいるんだよな…」

これだけの人数が並んでいると、本当に手に入れられるか不安になってしまう。
しかし、向こうもプロだ。これぐらいの人数は想定内であろう。
つまり、これ以上の数を用意しているはず…。逆にそれだけ売れる見込みがあるということでもある。

「他のサークルさんの本が買えるかどうか、心配になってきたな…」

それは一理ある。やっぱり、手分けした方がよかったのかもしれない。
色々言い訳ばかり並べてきたが、ここは効率を重視すべきであった。もう既に遅いが…。

「ごめんね。手分けした方が良かったかもしれないね…」

美咲くんより私の方がコミケ参加歴が長いため、このサークルの行列を予想することができた。
手分けする道を選択しなかったのは私のミスだ。コミケにおいて、判断ミスは致命的である。
これでもし、他のサークルさんの本が手に入らなかったら、私のせいだ。ごめんね、美咲くん…。
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