腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
これは絶対にやらないパターンだ。なんとかして、手を出させることにしよう。

「あの…、そのパターンって結局、手を出さないまま終わりますよね?
分かりました。今度、先輩ん家へ遊びに行くので、その時布教活動させて頂きますね」

「…茜、目がマジで怖いよ。もう分かったよ。今、この場でインストールするから」

先輩が私の圧に根負けして、本当にその場でアイスマをインストールしてくれた。

「操作方法とかは後で真に聞いておくわ。ゲーム始めたら連絡するね」

「はい。連絡待ってます。誰か気になる子がいたら、教えてくださいね」

「はいはい。ちゃんとそれも連絡します」

先輩は呆れ果てていた。少し押し付けすぎてしまったことを、今更になって後悔し始めるのであった。

「先輩、ごめんなさい。私、アイスマの魅力を先輩に伝えたい想いが強くなりすぎて、押し付けすぎましたよね…」

「大丈夫よ。ヲタクってそういうものでしょ?
それに久しぶりに茜の熱く語る姿を見れて、嬉しかったよ」

先輩にそう言ってもらえて、私の方が嬉しかった。
これからも先輩ともっとヲタクトークがしたい。
先輩の今、ハマっているものも知りたいし、お互いにハマれるものがあれば、一緒にハマってそれについて語り合いたい。
私としては先輩さえよければ、アイスマがそうなってくれればいいなと思うのであった。
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