腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「大丈夫なわけないじゃない。この男、虎視眈々と狙ってるわよ」

「人聞きの悪いことを言うな。そろそろ俺を弄るの、止めてもらえませんかね?」

「しょうがないな。弄るの止めたげる。でも、少しでも茜を狙う様が窺えたら、茜に近づけさせなくしてやるからね」

「怖っ!…以後、気をつけます……」

「分かればよろしい。さて、私は一旦、離脱するわ。
昨日、彼から連絡が着てたんだけど、返事返せなかったから、そのお詫びも兼ねて、朝からだけど電話しようと思うから。
あとはお二人でごゆっくり。…あっ!でも間違えてでも手出すんじゃないわよ、美咲。
手出したらどうなるか、覚悟しておきなさいよ」

「だから、人を獣扱いすんな!早く彼氏に電話してやれ」

「はいはい…。それじゃ、また後で」

襖を開け、出て行った。出て行く前、コソッと耳打ちされた。”頑張って誘ってね“…と。

「相変わらず、アイツは爆弾を投下していくな…」

「あはは…。気を使ってくれたんだと思う」

私のためにありがとう、綾香…と、心の中で感謝した。
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