腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
さすがに大学生ともなると、皆垢抜けて一気にオシャレするようになるため、日々こなしていくことで、なんとか人並み程度にはなった。
周りに合わせられる程度にはなれたものの、美容系に優れている人みたいにはできない。
努力が足りないせいもあるが、自分の力量は自分で分かっているつもりだ。

なので、無理はせずにやれることだけをやると、私は決めている。
だからこそ、私よりできることが多い綾香のことを、私は尊敬している。
同時にもっと私も頑張ろうって思える。

「そっか。私ももう少し頑張って、できるヘアメイクを増やそうって思えたよ」

「茜は髪が巻けるんだから、もう充分できてるわよ。
今日は私がヘアアレンジをやってあげるけど、普段は自分でやってるんだから、自信持って」

綾香にそう言ってもらえると、自分に自信が持てるような気がした。これからは自信を持とうと思う。

「そうだね。自信持つね。でも、たまにでいいんで、私にもできそうなアレンジとか、可愛いコスメとか見つけたら教えて」

「もちろん、私でよければ任せて」

こうして、楽しく談笑しながら、私達は支度を済ませて、会場へと向かった。
< 444 / 585 >

この作品をシェア

pagetop