腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「それじゃ、またね。残りの時間も頑張ってね」

「綾香、ありがとう。頑張るね」

「あんまり無理はしすぎないようにな。
…あ、あと、何か手伝えることがあったら、遠慮せずに頼ってくれよな」

きっと美咲くんは、男として、友達として、この言葉を言ってくれたのだと思う。
私からしたら、二人には充分、お世話になっている。
これからも私は、二人に頼れる時には頼るつもりだ。

「もちろん。その時はよろしくね」

すると、美咲くんは照れながら、「お、おう。じゃ、またな」と言い残し、去り際に頭に手をポンッと置いてから去った。

「ねぇ、本当にまだ付き合ってないんだよね?」

先輩が疑いをかけながら、私にそう問いかけてきた。
もちろん、私の答えは、

「本当に付き合ってません。…って、何でそんなことを疑うんですか?」

すると、先輩は呆れたような表情を浮かべながら、こう答えた。

「だって、お互いのことをめちゃくちゃ信頼し合ってるし、それにナチュラルにイチャイチャするし」

信頼し合っているのは認めるが、決してイチャイチャなどしていない。
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