腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「…はぁ。そんなことだろうと思ってました。
本当なら叱りたいところですが、今はイベント中なので、大目に見てあげます」

「…茜、あんたやっぱり優しいわね。私は良い友を持ったよ」

「私は先輩のこと、絵だけが好きだなって思いました」

「酷い。前言撤回。茜は鬼畜」

「もうなんでもいいです。それよりも今は、後半を頑張りますよ」

「はーい。頑張ります…」

軽く昼食を摂ってから、私達はまた自分達のブースに足を運んで下さる方の対応をし、気がついたら完売していた。

「無事にイベントを乗り切りましたね」

「だね。お疲れ様」

「先輩こそ、お疲れ様です」

「茜、凄かったね。私の言った通りになったでしょ?」

確かに先輩の言う通りだ。ノベルティーも含めて、自分の本を求めに来て下さった方がいて嬉しかった。
これからも、自分の本を求めに来て下さる方のことを大事にしようと誓った。

「そうですね。本当にそうなってよかったです」

「あ…そうそう。はい。今回の本。よかったらもらってください」

そういえば、忘れていた。お互いの本を交換する約束をしていたことを…。
交換するのを忘れていただけであって、ちゃんと先輩の分は確保してある。
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