腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
茜が小さく怒った。最終的には幸子先生のことを褒めていたけども…。

「天然なのは茜の方だと思うけど?二人もそう思うよね?」

幸子先生は怖いもの知らずなのか、そのまま茜を弄り倒した。
茜の表情を窺ってみたら、怒ってなさそうなので、このまま弄り続けても大丈夫そうだと判断した。

「私もそう思います。茜の場合は無自覚なので、より天然度が高いです」

「ですね。俺も右に同じくです。天然なところも好きですけど、振り回されるので、強敵でもあります」

「そうね。美咲ぐらい分かりやすい人の気持ちに気づかない鈍感っぷりは、天然すぎるにも程があるわよね」

「私も恋愛には疎い方ではあるけど、さすがに見ててすぐに分かったよ。
こんなに良い子で、まっすぐな子、なかなかいないし」

あれ?なんだか俺に矛先が向いてないか?気のせいか?気のせいだと思うことにした。

「ですよね?二人共まっすぐすぎるというか、見ていて歯痒いんですよ。
焦れったすぎるので、早くくっつけ!って密かに思ってます」

「綾香ちゃん、右に同じく。
…本当、いつまで焦れったくいるつもりなのかしらね?」

「ですね。でも、青春アニメを見ているみたいで、こちらとしては微笑ましくもありますけどね」

おい。人の恋愛を見て楽しむな。青春アニメ並みにこっちは必死だ。
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