腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「えっと…、その…、確かにたまに本当にイケメンだという自覚はないの?って思う瞬間はあります。
でも、そこも魅力的というか、美咲くんらしさがあって良いかなって思ってます…」

最初、茜も同じか…と思いきや、とびきり嬉しいことを言ってもらえた。
思わず、ニヤけそうになったが、必死に堪えた。
これ以上、綾香に弄られないようにするためである。

「あ、ありがとう…。すげー嬉しい」

ニヤけは堪えられたものの、照れ隠しはあまり上手くできなかった。
その後も少しまた弄られ、二人で必死に弄られるのを止めた。
そして、楽しい雑談をしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまったので、この辺でお暇することにした。

「それじゃ、またね。残りの時間も頑張ってね」

先に綾香が挨拶を済ませた。俺もその後に続いて、挨拶した。

「あんまり無理はしすぎないようにな。
…あ、あと、何か手伝えることがあったら、遠慮せずに頼ってくれよな」

少しでも自分の気持ちをアプローチしたかった。いつでも傍に居たいという意思表示も兼ねて。

「もちろん。その時はよろしくね」

茜は俺の気持ちを真っ直ぐに受け止めてくれた。それがとても嬉しかった。少しでも自分が茜にとって頼れる存在であると知ったから。

「お、おう。じゃ、またな」
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