腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「分かった。今、二人にメッセージを送るね」

綾香と先輩と私だけの三人のグループLINEがないため、個別にメッセージを送った。
お昼時ということもあり、二人共即レスだった。
美咲くんにも伝えたいなと思い、声をかけようとしたが、先に声をかけられた。

「…なぁ、俺達ってさ、付き合うことになったじゃん?」

「うん、そうだよ。何か問題でもあった?」

「問題というか、一応、これでも県外同士だからさ、遠距離というほどでもないけど、少し遠い距離だと思うんだ」

忘れていたわけじゃない。私達は少しだけ距離があることを。
でも美咲くんが毎回こっちへ来てくれていたので、それが当たり前になっていた。
これからはそういうわけにはいかない。お互いに負担なくやっていけたらいいなと思う。

「それで一つ提案なんだが、毎週末に茜ん家に泊まりに来てもいいか?」

…ん?あれ?家に来るって言ったよね?交代ごうたいにお互いのお家へ行くのではなく?

「逆にいいの?こっちにばかり来てもらうことになっちゃうけど」

「大丈夫。俺としてはこっちに来る方が何かと便利だし。それに泊まらせてもらうし。
寧ろこっちに来させる方が心配。女の子一人でこっちまで来ることになるからね」
< 563 / 580 >

この作品をシェア

pagetop