腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
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予期もせぬ事態に遭ったため、慌てて待ち合わせ場所へと向かった。
すると、既に美咲くんが待ち合わせ場所に着いていた。
「ごめん。遅れた…」
「大丈夫。そんなに待ってないから、安心して」
私に気を使ってそう言ってくれてはいるが、きっと待たせてしまったと思う。
悠に再会しなければ、こんなことにならなかったのに…。
「遅刻はしてないから、安心して。待ち合わせの時間より前には着いてるから」
美咲くんが時計を見せてくれた。確かに待ち合わせの約束をしていた時間前には着いている。
とりあえず、遅刻していなかったことに安心した。
だけど、美咲くんを待たせてしまったことに対して、申し訳ない気持ちになった。
「時間を教えてくれてありがとう。遅刻してなくて安心しました。でも、遅くなってごめんね。これからは気をつけます」
できれば待たせたくない。一分一秒でも早く美咲くんに会いたい。
「そんなに気にしなくても大丈夫だからな。時間に間に合ってるわけだし」
確かに美咲くんの言う通りだが、私は自分自身が許せない。ちゃんとしていたい。美咲くんの隣に居るために…。
「確かにそうだけど…」
「あんまり気にするなよ。 とりあえず、目的地へ向かいますか」
手を差し出された。これはこれ以上気にするなということであろう。
これ以上考えても仕方ないので、この辺で考えるのを止め、美咲くんとのデートを楽しむことにした。
私は差し出された手を取り、手を繋いだ。自然に手を繋げるのが、外デートの良いところだなと思った。