腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
確かにそれも一理ある。せっかくだから、使ってみることにした。

「そうする。ありがとう。後押ししてくれて…」

「俺は思ったことを言っただけだから。可愛い茜が、可愛いものを使ってるとか、めちゃくちゃ可愛いし、癒される」

再び甘い台詞コンボが繰り広げられた。
今日は痛バを組むのがメインなはずなのに、これじゃドキドキし過ぎて、痛バどころではなくなってしまいそうだ。

「ありがとう。嬉しいけど、これじゃ意識し過ぎて、集中できません…」

顔を真っ赤にさせながら訴えた。
そんな私を見て、美咲くんの方が顔を真っ赤にさせていた。

「ごめん…。今は痛バを組むのに集中しよっか」

それから、痛バを組むのに意識を集中させた。
集中させたとはいえども、時々意識してしまう。
全然、集中できない。どうしよう。よく考えたら、密室で二人っきりという状況だ。ドキドキしない方がおかしい。
美咲くんはこの状況について、どう思っているのだろうか。少しはドキドキしてくれているのだろうか…。
気になり、美咲くんの表情を窺った。すると、美咲くんもドキドキしている顔をしていた。
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