腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「綾香は相変わらずだな」

「だね。今回は見事な神引きだったよね」

「だな。後にも先にも、これ以上の神引きはないかもしれないな」

確かにもうないと思う。ヲタクの神様には感謝しておくことにした。

「ないかもしれないね。でも、神様に恩を売っておいたら、またミラクルが起きるかもしれないよ?」

「それ良い発想だな。今後もガチャでお世話になるし、恩を売っておくことにしますか」

「そうそう。ガチャもあるからね。次のイベント、うちらの推しが控えてますから」

「それな。夏だから、きっと水着とか浴衣とか、絶対にくるよな」

「くると思う。絶対にきてほしい!出るまで回したい!」

「物入り時だから、財布が寂しいんだけど、できる範囲内で課金したいよな」

「だね。タイミングが被ちゃったから、仕方ない」

いつも疑問に思うのだが、タイミングって何故か被る。
ヲタクにどんだけ積ませるつもりなんだと思うが、気がついたら積んでいるので、積ませるのが上手いなと思う。
そして、同時にヲタクってすぐに引っかかるなとも思っている。
ずっとこうやって、好きなことに夢中でいられたらいいなと、そんなことを思った。
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