腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「私達が次なのかな?綾香ではなく?」

綾香の方が先に彼とお付き合いを始めた。順番的に考えたら、綾香の方が先なはず…。
何か彼と結婚できない理由でもあるのだろうか。少し綾香の発言が引っかかった。

「私はまだだと思う。決して彼と喧嘩したとか、彼に結婚願望がないとかじゃないの。
二人はさ、友達期間が長かっただけで、付き合い自体はそれなりに長い時間を過ごしてきたでしょ?
それに比べて、私はまだ付き合いが浅いから、そう考えたら、私より二人の方が先かなと思ったの」

理由を聞いて、納得した。確かに綾香の言う通りだ。
そう言われてしまったら、少し意識してしまう。そんなに遠い未来には感じなかった。

「だから、楽しみにしてるよ。その時は美咲の友人代表として、スピーチしようかな。
茜の友人代表は、美幸さんがやりたいだろうから、美幸さんに譲るよ」

結婚については一度、話したことはあるが、まだ具体的な話はしていない。
もう身近に迫ってきたのかもしれない。少しだけ美咲くんとの結婚について、想像してしまった。

「待っててくれ。俺は茜と結婚したいと思ってるからさ」

美咲くんの想いを改めて聞き、胸の奥から熱い想いが溢れてきた。
いつかそうなることを、私も心の中で密かに願った。

「思ったよりも早く終わったし、家に寄ってくか?」

美咲くんが綾香を家へ誘った。綾香さえよければ、私も遊びに来てほしいと思った。

「いいの?二人がいいなら是非、遊びに行かせて」

急遽だけど、綾香が家に遊びに来ることになった。
結婚式というおめでたい席に参加しても、私達は相変わらずなのであった。
ちなみに、綾香は本当に家に遊びに来た。いつも通り、三人で仲良く過ごした。
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