腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした


           *


緊急ミーティング当日…。
私達の家に綾香を招待して、ミーティングをすることになった。
もうすぐ綾香が家にやってくるかと思うと、ドキドキする。
今、どんな心境なのか、とても心配で。落ち着かない。

「アイツ、大丈夫かな。マジで心配だな」

美咲くんもソワソワしている。あの文面から察して、傷悴し切った様子だ。
そんな綾香を放ってはおけないし、同じヲタクとして、綾香の気持ちが分かるので、早く綾香の胸の内を聞いてあげたい気持ちだ。

「そうだね。でも、あと少しで綾香が来るから」

なんてことを話していたら、玄関のチェイムが鳴った。
インターホンで確認すると、綾香が映っていたので、慌てて玄関の鍵を解錠し、扉を開けた。

「今日は呼んでくれてありがとう。お邪魔します…」

思ったよりも元気そうだが、覇気がない。
頑張って普通にしているといった感じだ。

「いえいえ。こちらこそ、わさわざ足を運んでくれてありがとうね」

「そんなそんな…。またお家にお邪魔することができて、私は嬉しいよ」

まずは本題に入らずに、綾香の様子を窺う。
徐々に核心に触れていき、綾香の心を軽くできればいいなと思う。

「そっか。それならよった。とりあえず、リビングのソファにでも座って待ってて」

「うん。分かった」

綾香はリビングへと向かった。
私はキッチンへと向かい、お茶を淹れてから、リビングへと向かった。
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