腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「お待たせ。はい、どうぞ」

「茜、ありがとう。お茶いただきます…」

私が出したお茶を飲んでくれた。きっと緊張を和らげるためであろう。

「美味しい…。温かいお茶って、身体に染み渡るね」

きっと今の綾香の心模様を表しているのであろう。
温かいお茶を出して良かったと思った。

「そうだね。お口に合ったみたいでなにより」

後で自分のために、淹れて飲もうと思う。

「…で、お前、大丈夫か?」

美咲くんが助走をつけずに、いきなり本題に踏み込んだ。美咲くんだからこそできる荒業だ。

「大丈夫…ではないかな。今から話を聞いてもらってもいいかな?」

もちろん、今日は綾香の話を聞く会なので、こちらとしては話してもらえると助かる。

「もちろん。話を聞かせてください」

「そのためにお前を家に呼んだんだから、今日は気にせず、お前がたくさん喋っていいんだからな」

「分かった。気にせずに話させてもらうね」

綾香の表情は曇ったまま、喋り始めた。
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