腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「それじゃ、玉ねぎを細かく刻んでもらってもいい?」

「オッケー。任せて」

美咲くんは料理が上手なので、ある程度任せることができる。
その間に私は違うことをし、今晩の夕ご飯の準備を進めていく。
二人で協力して準備したため、あっという間に夕飯を作ることができた。
作り終えた料理をお皿に盛り、リビングのテーブルの上に並べていく。

「それでは、一緒に……」

手を合わせてから、「頂きます」と言い、一緒に作った料理を食べ始めた。
一緒に作ったこともあり、いつもの倍美味しく感じた。

「美味しいね」

「うん。美味しいね」

一緒に作るだけじゃなく、一緒に食べることにも意味があると、よりそう思った。

「それじゃ、そろそろお風呂に入ろっか」

浴槽にお湯を貯め、お風呂に入る準備をする。
その時、ふと美咲くんが一言漏らした。

「一緒に入る?」

どんなにお互い裸を見た仲だとしても、まだこういったことには慣れそうにない。ハードルが高い要求だ。

「ごめん。まだハードルが高いです」

「うん。分かってる。冗談だよ。先に茜が入っていいからね」

冗談で安心したのも束の間、気を使って先に譲ってくれた。
申し訳ないと思いつつも、お言葉に甘えて先に入ることにした。

「いいの?それじゃ、お先に失礼します」

とはいっても、美咲くんが待っているので、あまり長風呂はせずに、お風呂を出た。
私が出て、着替え終わった頃に、美咲くんがお風呂に入った。
美咲くんはすぐに出てくる。男性は女性より、比較的早いみたいだ。
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