腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「ですね…。桜庭さんはアニメ見てますか?」

こういった万人受けの作品はヲタバレしたところで、そこまで支障はない。
なので、堂々と宣言できる。

「はい。見てますよ。実は原作も追いかけてるので、新巻を楽しみに待ってたんです…」

私の言葉を聞いた桜子さんは、一気に目を輝かせた。

「実は私も…。桜庭さんも好きだって知って、今、めちゃくちゃ嬉しいです」

木原さんと共通点が見つかり、私は心の中でガッツリポーズをした。
そのままこの話を継続することにした。

「木原さんも見てるんですね。面白いですよね」

「はい。めちゃくちゃ面白いですよね。…早く今週の放送日がこないかな」

ちなみに放送日は週末なため、あと数日待たなくてはならない。
放送日まで待ち遠しい。本当に早く放送日がきてほしいと願った。

「分かります。今週末が待ち遠しいですよね」

最近は働きながら漫画も描いているため、よりアニメを見るのが良い息抜きとなっている。
それに絵の勉強にもなる。アニメは私にとってなくてはならないものになった。

「ですね。私も漫画買おうかな」

どうやら木原さんは、漫画まではチェックしていないみたいだ。
大半の人はそこまでチェックしない。木原さんもきっとヲタクではない、話題作だけ見る一般人なのであろう。
共通点を見つけ、テンションが上がったが、ここで一旦、少しだけ熱が下がり、冷静さを取り戻した。
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