腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
書店の仕事を辞めれば、今より時間ができるのは確かだ。
でも漫画が売れなければ、金銭面で苦しくなってしまう。

理想と現実のギャップはそれなりに大きい。だから最初は生活のために書店の仕事を始めた。
思っていたよりも書店の仕事は楽しくて。漫画好きの私にはとてもやりがいのあるお仕事だった。

漫画家のお仕事をしていなかったら、ずっと書店で働いていたかった。
一緒に働いている同僚も店長も良い人達ばかりなので、これ以上に良い職場なんてないと思っている。

辞めるのが惜しく感じる。でも区切りは必要だ。私は書店で働きたいわけじゃない。漫画家として成功したい。漫画家としてこの先も活動したい。その気持ちが今はとても強い。

連載の許可が下りて、漫画家としての自信がついた。それはとても精神的に大きな要因だ。
大丈夫。今なら潔く書店の仕事を辞めて、漫画家として一本だけでやっていけそうだ。主に気持ちの面で。

美咲くんが帰ってくるまでの間、何て言おうか考えていた。もちろん同時に漫画を描きながら…。
しかし残念ながら時間はあっという間に過ぎていき、漫画に集中し過ぎるあまりに美咲くんに何て言おうか考える余裕すらなかった。
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