腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
もう夕方だ。そろそろ夕飯の支度をしなくては。それにやらなくてはならない家事もある。家事といってもお風呂掃除をして、洗濯物を取り込み、畳むだけだ。

たったそれだけのことかもしれないが、夕方の限られた時間の中では一分一秒でも死活問題だ。
だからこそ、できるだけ私が進めておく。後から帰ってくる美咲くんに負担をかけないために。
たまに時間を忘れて漫画に没頭してしまうけれども。その時は一緒に家事を頑張るだけだ。
今日はちゃんと時間を見ながら漫画を描いていたので、ちゃんと家事をやっている。

美咲くんが帰ってくるまであと二時間くらいといったところだろう。特に遅くなるという連絡をもらっていないため、いつも通りの時間に帰ってくるはず。
それならゆっくり支度ができそうだ。その間になんて言おうか考えよう。どうやって話を切り出すかも。

頭の中はそのことでいっぱいだが、手を動かさなければならない。同時進行は難しいが、今はそんな悠長なことは言っていられない。
慌てふためきながら家事をしていたら、玄関の鍵を解錠し、扉が開く音がした。
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