腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「えっと…その、ごめんなさい。何も考えてませんでした……」

真面目な話の時、嘘をつくのはダメだ。正直に自分の気持ちを包み隠さずに話すべきだ。

「そんな予感はしてた。だからこれから二人でゆっくり考えていきたいなって思ってる。茜も仕事のことがあるだろうから、茜の気持ちを一番に尊重したい。俺は自分達の子供が欲しいと思うけど、子供がいなくても二人で幸せに生きていきたいとも思ってる」

出産するのは私なので、私に決定権がある。美咲くんなりに私に選択肢を増やして、選びやすいようにしてくれている。
その気持ちは嬉しいが、正直今は仕事が楽しいので、自分達の子供について考える余裕がない。

「そう言ってくれてありがとう。でもごめん。今はまだ何も考えられない…」

仕事が軌道に乗り始めたばかりだ。仕事のことしか考えられない。このタイミングで仕事に穴を空けるなんて絶対にできない。
もし穴を空けて、仕事を失うことになったら…。それは怖い。今の私には仕事が必要不可欠だから。
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